高畠亀太郎日記
▶「高畠亀太郎日記」の解読及び出版活動
華宵の実兄亀太郎が残した明治30年から昭和47年までの日記の解読、出版の作業を 松山大学、愛媛大学、松山東雲女子大学などの研究者と共同で行っています。
高畠華宵大正ロマン館は、華宵の実家に残されていた江戸末期からの高畠家の日常生活資料や家業としていた生糸産業の資料、及び華宵の実兄・亀太郎の政治・経済関係の資料など 約3万点を平成8年4月松山大学に寄託。
こうした資料は、地方史、庶民の生活史の資料として大変貴重であると考えられます。
その中で亀太郎の日記には、日々の出来事が実業家・政治家・一庶民の目を通 して 綴られており、当時の政治・経済・文化・宗教・教育・習慣・風俗・交友など、 歴史の流れ全体をみることが出来る資料として特に興味深いものです。
「高畠亀太郎日記」(全6巻)は愛媛新聞社より発行されており、明治30年から昭和20年までの日記が収録されています。また昭和21年から昭和47年までの日記については、松山大学総合研究所より発行されています(非売品)
▶「高畠亀太郎」
明治16年(1883)年愛媛県宇和島市に生まれる。
生糸商の長男として21歳で家督を相続し、生糸商や製糸業を営む一方で、 明治40年代から政治家(県会議員、衆議院議員、市長など)として活躍した。
独学で語学、俳句など幅広い教養を身につけた文人として地域発展に貢献した。
また華宵の実兄であり、熱心なクリスチャンでもあった。昭和47年没。
明治30年(13歳)から昭和47年(89歳)までの76年間にわたって書き綴った日記は 量的な膨大さに加え、優れた観察力と表現力をもって記されたその記録は、 各時代の政治・経済・文化・社会・の様相を記した貴重な近代史資料として評価されている。
▶「高畠亀太郎日記」
近代史研究者らによって解読・編纂された「亀太郎日記」は本文の忠実な翻刻に加え、 人名・地名・風習・事項などの細かい用語解説を付記。読みやすさを重視しました。
【愛媛新聞社発行/第6巻まで既刊】
第1巻(明治30年〜同38年)
第2巻(明治39年〜同45年)
第3巻(大正2年〜同15年)
第4巻(昭和2年〜同7年)
第5巻(昭和8年〜同16年)
第6巻(昭和17年〜同20年)
第7巻(昭和21年〜同23年)
第8巻(昭和24年〜同27年)
第9巻(昭和28年〜同31年)
第10巻(昭和32年〜同35年)
第11巻(昭和36年〜同39年)
第12巻(昭和40年〜同43年)
第13巻(昭和44年〜同47年)
【お問い合わせ】
高畠華宵大正ロマン館
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