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第78回コレクション・テーマ展

「夏の記憶展」

 高畠華宵が描いた作品には、春夏秋冬、季節の風合いを感じさせるものが多くあります。今回は「夏」の風俗をテーマに展覧会を開催します。

 

 私たち日本人にとって「夏の記憶」と言えば、何が思い浮かぶでしょうか?一人ひとりの出来事や思い出に加えて、事件、事故、

社会状況、風俗、流行、そして災害や戦争。近代日本の歴史には、

色々な「夏の記憶」が刻まれています。

 

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 今回の展示では、華宵作品(蛍狩り、梅雨、七夕、海水浴、

避暑、夏祭り、夏休みなど、華宵が描いたたくさんの夏の風俗や

ファッション)に加え、当時の夏の出来事を雑誌に掲載された

写真とともに振り返ります。

 華宵自身にもまた、色々な「夏の記憶」があることでしょう。

夏の時期に華宵が実家宛てに送った書簡を紹介しながら、華宵の

「夏の記憶」を辿りたいと思います。

 

 さらに特別展示として、昭和17年に発行された《聖戦必勝態勢昂揚肉筆漫画》(個人蔵)全15枚を展示します。これは当時人気の漫画家・挿絵画家が描いた銃後の人々の様子です。私たち日本人が忘れてはならない「夏の記憶」の一つとして、戦前戦中の写真と共にご紹介します。

 

 大正から昭和戦前の「夏の記憶」を振り返ることで、日々の生活に追われる2020年代を生きる私たちが、あの時代から何を受け継いでいるのか、何を残してきたのか、そんなことに思いを馳せて頂ければ幸いです。

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【第1展示室】

大正・夏の記憶

明治天皇崩御が1911年7月30日、第一次世界大戦参戦が1914年8月23日、関東大震災が1923年9月1日。近代日本の夏には、様々な出来事が起こっています。

この展示室では大正期の夏の風俗、事件、世相などを雑誌の写真や華宵作品とともに紹介しています。

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【第2展示室】

華宵・夏の記憶

この展示室では、夏の時期に、華宵が実家に宛てた手紙文を紹介しています。

言葉遣い、文調など、その都度華宵の気持ちが素直に綴られていて、とても人間味溢れる書簡群です。絵を描くために心血を注ぐ華宵と、宇和島の家族との関係は必ずしも良好ではなかったようですが、それゆえに家族への愛や思いやり、自分を理解してほしいという華宵の願いが伝わってきます。

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【第3展示室】

昭和20年8月へと続く記憶

全ての日本人が忘れてはならない夏の記憶といえば昭和20年(1945年)8月の出来事でしょう。そしてそこに至る長い歩みもまた、私たちが忘れてはならない歴史です。戦争は戦地の出来事だけではなく、国民、社会の全てにまで浸透していたという事を改めて考えてみたいと思います。「贅沢は敵だ」「名誉の戦死」「欲しがりません勝つまでは」などの風潮を受け入れた私たちの過去を、どのように受け継いでいくのかが、今の私たちに問われています。

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(展覧会詳細)

  

 【展覧会名】  夏の記憶展

 【会  期】  2022年6月4日(土)〜8月28日(日)

 【会  場】  高畠華宵大正ロマン館

 【入館料】   一般500円

         中高大学生・障害者手帳をお持ちの方・65歳以上400円

 【開館日】   毎週土・日曜日(6月25日・26日は学会開催のため臨時休館)

 【開館時間】  11:00〜17:00(入館締切は30分前)

 【主  催】  高畠華宵大正ロマン館

 

 

 【お問い合わせ】

791-0222 愛媛県東温市下林丙654-1

高畠華宵大正ロマン館

(tel) 089-964-7077

kasho@almond.ocn.ne.jp