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高畠華宵没後60年
第84回 コレクション・テーマ展

花の静けさが彼女のものとなる

The Story of  Flowers
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古今東西の文化において人々は、親愛・憧憬・祈り・希望・追憶・悲哀・孤独など言葉にならない繊細な感情を花に託してきました。花は咲き、実を結び、枯れていく・・・

その姿は人間の生と死の縮図です。

 

今回の展覧会は、大正時代の少女や女性たちの心象と“花”の世界をたどる展覧会です。高畠華宵の絵には、薔薇・鈴蘭・百合・藤・紫陽花・桜・梅・向日葵・芙蓉・菖蒲など色々な花が少女(女性)と共に描かれています。華宵に限らず、竹久夢二、蕗谷虹児、加藤まさをなど「大正ロマン」の叙情画家たちもまた、少女(女性)と花の組み合わせを数多く描きました。

文学においても、吉屋信子の『花物語』(各話がそれぞれ一つの花の名を題に持ち、少女たちの友情・成長・別れなどが描かれる)が少女小説のベストセラーとなりました。

また当時の少女(女性)雑誌には花言葉や花にまつわる情景がしばしば掲載されています。このように大正時代の少女(女性)文化の中で花は大きな意味を持っていたのです。

 

大正の少女(女性)たちは自身の繊細な情感を重ね、花が象徴した「心の成熟」や「純粋さ」「移ろいと儚さ」を見つめます。花は少女たちにとって言葉にならない感情や理想を託す象徴であり、急速に変わる社会の中で、内面の美しさとやさしさを守る拠り所でもありました。

 

展覧会では華宵作品に描かれた花と『花物語』の文章をリンクさせます。また花に関連する大正の生活文化の様相や花言葉、さらには東西文化における各種花のシンボル性などを紹介していきます。静かに咲く花の物語をお楽しみください。

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【展覧会内容】

  1. 高畠華宵による花の情景の作品(雑誌表紙絵、口絵、画譜、便箋表紙など)

  2. 同時代の画家が描いた花と少女の作品(雑誌口絵、双六など)

  3. 花と少女(女性)の写真(少女古写真)

  4. 花柄模様の大正時代の生活資料(着物、食器、双六など)

 

  • 『花物語』(吉屋信子)より文章を抜粋

  • 少女雑誌に掲載されていた花言葉を紹介

  • 花にまつわる大正時代の美意識を紹介

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​関連イベント

会期中のイベント情報です。

​詳細とお申し込みはコチラから。

【哲学カフェ@カフェカショー】

 *4月11日(土) 16:00〜

  (テーマ)花

 *6月6日(土) 16:00〜

  (テーマ)言葉

​【リーディングカフェ@カフェカショー】

 *5月9日(土) 16:00〜

  大正時代の短い戯曲や小説を

  声に出して朗読します。

  読む本は後日お知らせします。

(展覧会概要)

 

〈展覧会名〉 花の静けさが彼女のものとなる

       ーThe Story of  Flowersー

  

〈会  期〉 2026年4月4日(土)

            〜6月7日(日)

〈会  場〉 高畠華宵大正ロマン館

〈開館日〉  毎週土・日・祝日

〈開館時間〉 11:00〜17:00(入館締切は16:30)

〈入館料〉   500円(一般)

       400円(中高大学生)

         400円(65歳以上/障害者手帳をお持ちの方)

 

(お問い合わせ)          

 〒791-0222 愛媛県東温市下林丙654-1

高畠華宵大正ロマン館

(tel) 089-964-7077

kasho@almond.ocn.ne.jp

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