▶ 「のらくろ」原画・資料整理
平成7年の特別展「のらくろ四国上陸展」準備中に、講談社の倉庫に「のらくろ」漫画の 原画1300点及び関連資料約300点が眠っていることがわかり、展覧会終了後、 のらくろ作者・田河水泡未亡人及び講談社の了解を得て、これらの整理ならびにデータ入力の作業を行いました。
戦前の原画のほぼ全容がこの様な形で残されていることは奇跡に近いほどまれなことであり、この一連の作品資料整理を通 じて、出版文化史、少年文化史、大衆精神史、など様々なアプローチによる近代史の見直しがなされるものと考えられます。
(整理作業は平成8年11月に終了)